僕は、さまざまな成功者が訪れるというインドの奥地に住む”グル”に会いにきた。
これから、グルに聞いた数々の知恵と、その知恵を、だれもが実践できるような仕組みにした人生を変える『グルノート』の秘密について、お話ししよう。
こんにちは!keeです。久々ビビっと衝撃が走る本に出会い、読み切っていない本が山ほどあるのにも関わらず、雷の速さで買ってしまいました。
でも今はこの本に出会えたことにものすごく感謝しています。それはこの本を読む前の自分に比べて、読み終えた後の今の自分が自覚のなかった苦しみから解放され、確実に幸せを享受できていて、目指すべき方向に進めていると確信できているからです。
自分の幸せとはなにか?自分の人生の使命や生きる目的とはなにか?に気付き、迷いや不安が嘘のように消えました。
もしまだそんなふうに生きられていないという方は、ぜひ手に取って読んでみてほしい1冊です。
人は『苦しんでいる状態』か『美しい状態』の二種類しかない
『苦しんでいる状態』とは、怒りや恐れ、悲しみ、傲慢さ、比較、恨み、後悔、孤独感、不安、心配で心が満たされている状態。他人や自分を責め傷ついたまま生きている状態。
※傲慢さとは、人や人生に対して最小限しか行動や与えることをせず、最大限受け取ろうとする行為。
『美しい状態』とは、愛や感謝、喜びや慈悲の気持ち、そして幸福や敬意、安心で心が満たされている状態。
このどちらの状態で多くの時間を生きているかによって、幸せな人生と感じたり、不幸な人生だと感じたりする。
『自分は何のために生きているのか…』
成功とは何だろう?幸せとは何だろう?あなたも考えてみてほしい。
いい家に住むこと?いい車に乗ること?たくさんの旅行に行けること?高い服や時計、バッグを持つこと?
外側が豊かになったら、心も人生も果たして豊かになるのだろうか?幸せになれるのだろうか?
『幸せ』いわゆる幸福というのは『美しい状態』のことをいい、そのためには、つながっている意識を理解して生きる必要があります。
つながっているか?つながっていないか?
人生に二つの状態があるように、意識にも状態が二つあります。
それは『つながっている状態』か『つながっていない状態』かです。
意識がつながっているときは、相手のことを自分のことのように考えることができます。
逆につながっていないときは、相手のことを考えることができず、自分、自分となって、自己中心的にしか考えられなくなってしまいます。
もちろん、そういうことを知らなくても幸福に生きられないわけではありませんが、知らないと、『苦しんでいる状態』と『美しい状態』とを揺れ動きながら生きることになってしまいます。
あなたは、ベンツに乗ったブッダになりなさい。
これが、はるばるインドの奥地まで行き、ようやく会うことがかなった”グル”から最初に告げられた言葉でした。
『ブッダ』とはサンスクリット語で『目覚めた人』『覚者』。すなわち本質や真理を知っている人で『苦しみのない人』だと”グル”は教えてくれました。
「ここまで来て学ぶのですからブッダのように『苦しみのない状態』で生き、経済的に成功するという意味で『ベンツ』という言葉を使ったが、本来、富というのは人々を喜ばせたり、人々が人生で直面している問題や苦しみを解消してあげたりすることで自分のところにやってくるので、あなたにはたくさんの人々を幸せに導く人になってほしい」
経済的に成功し、苦しみのない状態で生き、たくさんの人々を幸せに…。
これが”グル”が言った『ベンツに乗ったブッダ』という意味でした。
そして著者は、よりたくさんの人々を導くためにこの本を書きました。
苦しみは立ち止まり、その本質を見るだけで消えていく。
じつは苦しみというのは、立ち止まり、その本質を見るだけで消えていきます。さらに、その苦しみが完全に消えるまで見ていくと、やがて美しい状態として生きていくことができます。
視覚というのはたくさんの人の情報を取り込んでしまいます。だから目を閉じて、体を静止させ、呼吸に意識を向け自分の内側を観察します。
一日のどこかでただ座り目を閉じて、本当に何もしない時間を作ってみよう。
小学生のときのマラソンのトレーニングを思い出した。あそこの電柱まで走ったら休むと決めて走り、そこについて余裕があったら次の電柱や目印を見つけて走っていくと、気持ちが楽だった。逆に一回も休まないと決めて走った日はつらく、途中で休んでしまったら、できない自分を責めていた。
苦しいと思ったら立ち止まろう。
人生では、まず立ち止まる時間、休む時間、楽しむ時間を先に取りなさい。
これだけで人生が変わる!グルノート
用意するもの【ノート(小さいポケットサイズ)・ペン(多色ボールペン】(おすすめ)
ページを縦、横それぞれの中心から線を引き、ページを四分割する。
右上のスペース①『チッタ』自分の苦しみの感情を書き出す。悩みや苦しみなど自分にとってネガティブなこと、気になっていることを思うままに。
右下のスペース②『ディバイン』その日一日をどのように過ごしたいか理想を書き出す。①の悩みや苦しみがなくなった理想の状態を。
左上のスペース③『ディクシャ』理想がかなったときの感情を書き出す。②の時にどう感じるか。
左下のスペース④『スワダルマ』理想をかなえるための行動、感情を味わいながらできる行動を書き出す。
朝早く静かな時間に書くことをおすすめします。きれいに書く必要は全くありません。思うままに、素直に感じたことを書いてみましょう。何を書くかより、自分とつながる習慣が大事なのでその意識を育てていきましょう。
『最高の癒しとは気づきと成長だ』
幸せになるために『八つの鍵』
『八つの鍵』すべてを知ってこそ、豊かさや幸せはあなたの人生に流れ込んできます。
①【知恵・叡智(えいち)】人生をより良く生きていくためには、知恵や叡智といわれるものが必要。情報や知識だけでなく、それを生きる中で活用させてこそ、知恵に変わっていきます。
②【使命・目的をもって生きること】使命や目的がなく生きるというのは、目的地がない旅に出るようなもの。使命や目的がある人生は、どんな困難や苦労があっても、あなたの道を明るく照らすでしょう。
③【人間関係】友人・恋人・家族・子供などとの関係や職場での関係などさまざま。時には自分との関係にも悩んでいる。これらを解決していくと人生に多くの希望、愛、安らぎ、幸福感がやってきます。
④【子孫】子供というのは、人生にかけがえのないものを教えてくれます。子供を育てるということは、自分自身も成長し、癒されていく行為です。
⑤【資産・お金】資産やお金は本当に大切です。しかし、お金は美しい状態からでないと維持できません。
⑥【美・健康】美や健康が充実すると人生に活力が湧きます。そして、人生でたくさんの豊かさを体験するには健康的な体が必要です。
⑦【チャレンジする勇気】これは人生に幅や深さを与え、あなたらしい人生を創造します。チャレンジによって新しい幸せや豊かさを手にし、自分では想像していなかった世界に進んでいく。
⑧【スピリチュアリティ・貢献】人は一人で生きているわけではなく、地球が生み出したものを利用して生きています。だから自己中心的に生きるのではなく、他者や地球のために貢献して、感謝しながら生きていくのです。
これら『八つの鍵』が相互に関係し、豊かさや幸せを人生にもたらしています。どれか一つに特化していても、どれか一つが足りなくてもダメなのです。八つの鍵がすべてあってこそ、すべてあることを感じることこそが、本当の意味での幸せを感じられるのです。
本書に載っている八つの鍵の質問リストをやれば、自分に何が秀でていて何が足りないのかがわかります。私の場合は、圧倒的に使命の点数が低く、自分の使命を見つけるためにとことん調べたり勉強したりしました。そして、それなりにはっきりと自分の人生の使命を把握すると、そこには昨日までとは全く違う人生が待っていました。
幸福を分かち合うことで、幸福が減ることはない。
『一本のろうそくで、何千本ものろうそくに明かりを灯すことができる。
しかし、その一本のろうそくの命が短くなるわけではない。
幸福を分かち合うことで、幸福が減ることはない』
ガウタマ・シッダールタ(ブッダ)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。