52ヘルツのクジラとは…
他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、
世界で一頭だけのクジラ。
たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。
そのため、世界で一番孤独だと言われている。
52ヘルツのクジラたち
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる…
全国書店員が選んだ!いちばん!売りたい本!2021年本屋大賞『第1位』
『王様のブランチ』BOOK大賞2020受賞
読書メーターOF THE YEAR 2020 『第1位』
トランスジェンダー、ネグレクト、現代の社会問題のリアルが詰め込まれた作品、読むのを止めたくなるようなリアルな描写で徹底的に書くことで、作者はこの問題の深刻さを伝えている。何回も手の汗を拭いたし、数えきれないくらい泣いた。こんなに一気に読めた小説は初めてかもしれない。実際に今、社会で起きている問題の被害者の聞こえない『助けて』を『52ヘルツのクジラの声』と重ね、希望を与えてくれる内容、さすが本屋大賞。
後で調べてみたら52ヘルツのクジラは実在するみたいです。トリハダ…。見た人はいないがその声は確認されている。
海辺のカフェで1日中、この本と向き合ったらどんな気持ちで家路につけるだろうか?
あなたの『魂の番』は誰ですか?
その人の本当の声が聞こえていますか?
それでは、また!!