こんにちは!!keeです。皆さん!ワクチン接種はお済ですか?
私は7月6日に1回目の接種を終え、8月3日に2回目の接種を終えました。
なかなかエグい副反応で、腕の激痛に加え、接種後5・6時間毎に解熱鎮痛剤(カロナール500mg)を飲んでいたにもかかわらず、最高38.7℃の高熱が24時間以上続きました。
高熱に苦しみながら感じたことは、自分の副反応の心配よりも、もし感染して重症化したらどれだけ辛いのだろうという恐ろしさでした。
接種予定の方も、既に接種済みの方もいると思います。
これからの接種に積極的じゃない人もいると思います。
副反応の悪い噂を聞いて消極的になる気持ちもとてもよくわかります。
最善の判断をするためにはそれなりの知識が必要になります。
情報が錯綜していて何を信じていいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
最終的な判断は各個人に委ねられますし、何を信じるか、誰を信じるかはあなた次第です。
でももしもなんとなくの判断ではなく、今できる最善を尽くしたいとしたら、今回の記事はあなたの判断のお手伝いができると思います。一緒に少しだけ勉強してみましょう。
新型コロナとワクチン知らないと不都合な真実。
いいタイトル。
もくじ
致死率
『致死率』とは、特定の疾病に罹患した母集団のうち、その感染が死因となって死亡する割合である。言い換えると『感染したらどれくらいの確率で死んでしまうか』です。もちろんご存じだとは思いますが、新型コロナウイルスと今まで流行った感染症を比較してみます。
MARS・・・35%
SARS・・・10%
新型コロナウイルス・・・2%
インフルエンザ(日本)・・・0.02%
新型コロナウイルスの致死率はなんとインフルエンザの100倍…でもMARS、SARSと比べれば、大したことはないのかな…?
再生産数
『基本再生産数(再生産数)』とは、感染症に感染した1人の感染者が、誰も免疫を持たない集団に加わったとき、平均して何人に直接感染させるかという人数。
新型コロナウイルスの再生産数は『2』
致死率2%、再生産数2人…何と比較するかで多いのか?または少ないのか?の感じ方は変わってしまうので一概には言えませんが
『もしかしてそんなにたいしたことないのかな?』と感じる方もいるのではないでしょうか。
そして新型コロナウイルスがこれほどまでの世界的なパンデミックとなった一番の要因が、誰かが設計したのでは?と疑ってしまうような、この『絶妙な設計』に隠されていたのです。
先ほど登場した致死率10%のSARSは約8ヶ月で完全に封じ込めることができました。
なぜでしょうか…。
それはSARSは、感染すれば必ず重症化するため、患者を隔離して封じ込めることが容易だったからです。
それに対して、『絶妙な設計』の新型コロナウイルスは感染しても、人によっては軽症であったり、症状が出なかったりと、目立たないために特定が難しく、封じ込めることが困難だったのです。
集団免疫
後にも詳しく説明しますが『免疫』とは、体内に病原菌や毒素、その他の異物が侵入しても、それに抵抗して打ち勝つ能力のことで、十分な生物的防御力を持っている状態を指します。
『集団免疫』とは、人口の一定割合以上の人が免疫を持つと、感染患者が出ても、他の人に感染しにくくなることで、感染症が流行しなくなる状態を指します。
『集団免疫』は、そのウイルスが持つ、『再生産数』によって必要割合が変わります。
求めるには方程式があります。
『1-1/再生産数』
新型コロナウイルスで言えば、再生産数は『2』ですから、
『1-1/2』=1/2(50%)
答えは50%。日本国民の50%が免疫を獲得すれば、新型コロナウイルスを恐れる必要はなくなるという計算です。
現在の日本の総人口は約1億2000万人。その半分の6000万人が免疫を持つことによって、新型コロナウイルスに怯える必要がなくなるという計算です。
もし日本で、ワクチンを使用しないで新型コロナウイルスの集団免疫を獲得するためには、6000万人が感染して免疫を獲得する必要があるということになります。
しかしそうなれば、先に話した通りに『2%』の致死率が課せられますから、120万人もの死者が出てしまうことになります。
2021年1月末までの死者数は約6000人ですから、その200倍です。その中にはあなたの大切な人が含まれてしまう可能性ももちろん否定できません。
リスク
『リスク』=『危険』『危険度』。将来いずれかの時に起こる不確定な事象とその影響を指します。
ワクチン接種には『副反応』と呼ばれる『リスク』が確かにあります。
『副反応』とは、ワクチン接種後に発熱、倦怠感、腫れなどの、好ましくない変化のことを言います。直接的な原因はわかりませんが死者も出ているのが事実です。
全世界で2021年2月~7月末までのワクチン接種後の死者数は751人出ています。接種者は6723万人いますから0.0011%の割合です。日本では、国の健康被害救済制度で遺族に4420万円を一時金として支払うと公表していますが、現時点で該当するケースはないようです。
アナフィラキシーショックを起こしている確率は100万人に5人。0.0005%の確率です。
新型コロナワクチンは2回の接種によって、95%の有効性で発熱や咳などの症状が出ること(発症)を防ぐ効果が認められています。(※インフルエンザワクチンの有効性は40~60%)
首相官邸 厚生労働省
『リスク』は確かにあります。でもワクチン接種したほうがリスクが少ないのが事実です。
ワクチン
人の体は、一度感染症にかかると原因となる病原体に対する『免疫』ができる仕組みがあります。免疫ができると、その感染症に再びかかりにくくなったり、かかっても軽症で済むようになります。この仕組みを活用して、感染症にかかる前に『免疫』を獲得させることがワクチン接種の目的です。
『伝統的なワクチン』は大きく3つに分類されます。
『生ワクチン』とは、ウイルスや細菌の毒性を弱めて病原性をなくしたものを原材料として作られます。体内でウイルスや細菌が増殖して免疫を高めていくので、摂取回数は少なくて済みますが、十分な免疫ができるまでに約1ヶ月が必要です。
『不活化ワクチン』とは、ウイルスや細菌の感染する能力を失わせた(不活化・殺菌)ものを原材料として作られます。生み出される免疫が弱いため、複数回の接種が必要になります。
『組換えワクチン』とは、人工的に作った不活化ワクチンです。不活化ワクチンと同じで、 生み出される免疫が弱いため、こちらも複数回の接種が必要になります。
そしてこれまでのワクチンとは異なる『新世代ワクチン』と言われているのが、 ファイザーやモデルナ、アストラゼネカが開発しているメッセンジャーRNAワクチン、DNAワクチン、ベクターワクチンです。これらは、ウイルスを構成するたんぱく質の遺伝子情報を体内に入れることによって、そのたんぱく質に対する抗体が作られることで『免疫』を獲得できるという新しい仕組みのワクチンです。
米ファイザー、米モデルナはこのメッセンジャーRNAワクチン、通称『mRNAワクチン』です。
英アストラゼネカはベクタータイプのワクチンです。
話はちょっとだけそれますが、DNAの構造は2重螺旋で、RNAはその1本の線を言うらしいです。
本来、新世代ワクチンは2030年くらいを目標に実証や検証を積み重ねて実現可能と言われていました。しかしその10年を1年に短縮せざるを得ない状況がやってきました。
それが新型コロナウイルスのパンデミックです。
そしてワクチン反対派がつつくのはまさにこの不十分な実証や検証の部分です。
実証や検証が不十分であれば、リスクの予測が難しくなってきます。リスクの予測が難しいということは想定外のことが起きてもおかしくないということにもなります。
『ゼロリスク志向国民』と言われている私たち日本人は、株式投資と同じように『リスク=悪』と考える人が多く、1%のリスクですら嫌います。
ですが、株式投資と同じように、リスクをとらないことが本当のリスクになるかもしれません。
『ワクチン接種をするリスク』か、『ワクチン接種をしないリスク』か、結局、選ぶのはあなた自身です。
おわりに
自分自身や周りの大切な人を守るためにも、改めて基本的な感染症対策を徹底し、ワクチン接種についても、もう一度よく考えてみましょう。
ワクチン接種後の方も、感染しないわけではありませんので軽率な行動は控えたいですね。
デルタ株などの変異株も猛威を振るっています。それに伴って、3回目の接種が必要になりそうとの見解が米モデルナから先日、明らかにされました。
一般的にウイルスは感染力を上げるために変異すれば、その毒性を弱めると言われていますが、その今までの常識も今回のウイルスには当てはまらないかもしれません。
デルタ株においては、それ以外の株と比べ、ワクチン接種による感染防止の効果が低いことがわかっています。それなのに、感染力は非常に強く、感染後に重症化し、死に至るリスクも高いという調査結果も公表されました。(米疾病対策センターCDC)
自分自身でしっかりとした知識と情報を集めて、最善の判断ができるように準備しておきたいものですね。集団免疫を獲得するまであと少しの辛抱です。
私はそろそろ沖縄の海を眺めながら、オリオンビールが呑みたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。