こんにちは!!keeです。今回は、我々ミレニアル世代みんなの夢『FIRE』についての記事です。
この記事は『FIRE 最強の早期リタイア術』を参考に書いています。
Financial Independence, Retire Earlyの頭文字をとって『FIRE』
『火』ではなく『経済的自立と早期退職』を意味します。
詳しくはあとで説明しますが、FIREは高収入の職業や富裕層など限られた人だけでなく、誰でも目指すことができる概念です。
FIREは決して“単なる金銭的贅沢”を求める生き方ではなく、労働に縛られずに、時間や心のゆとりを追求する新しいライフスタイルです。
最近では実際に30代・40代で『FIRE』実現している人も増えています。
働かないで収入が得られる、いわゆる『不労所得』というやつです。大好きなことを仕事にして生きているごくごく僅かな人たち以外全員の憧れですよね。早めから準備すれば今からでもまだ間に合いますよ!間に合わなかったとしても絶対にこの概念は知っておくべきだと私は思っています。
もしお金を理解すれば、人生は信じられないほどに気楽なものになります。大多数の人のようにお金を理解していなければ、人生は信じられないほどつらいものになります。
JL・コリンズ
味方にしておきたい『72の法則』
『福利は世界で8番目の不思議だ』
アルベルト・アインシュタイン
あなたがお金を稼いで貯めると、貯めたお金がお金を生み出し、生み出されたお金はさらなるお金を生み出します。お金に働いてもらうということです。
『72の法則』とは、例えば、あなたが稼いでいる投資リターンが年間6%だった場合、
72÷6=12となります。
これは仮に10万円投資をして、年間リターンが6%であれば12年後には、何もしなくても倍の20万円になっているという方程式。この複利の力をよく『雪だるま』と例えますが、これは投資家にとってどうしても味方にしておきたい法則ですが、もしあなたが借金を背負っていれば、72の法則はあなたの宿敵に変わります。
貧しい人はモノを買う。中流階級の人は家を買う。お金持ちは投資資産を買う。
以前紹介した、金持ち父さん貧乏父さんでも金持ち父さんが話していましたね。
インデックス投資という方法
ギャンブルをしない本書の著者が投資が割に合う行為だと思えたのはこの本の出会ったからでした。
インデックス投資はどの会社の株価が上がるのか下がるのかという当て推量をやめて、株式市場全体の成長に賭ける行為です。
どんなレースでもどの馬が勝つのか負けるのかなど検討もつきませんが、その『カジノ』に賭けるかと問われればもちろん答えはイエスです。なぜなら、どの馬が勝とうが負けようが『カジノ』はお金を儲けられるからです。
『インデックス投資』というのは、その『カジノ』に賭けることができるのです。
みなさんにとって、投資でのもっとも大きな不安は、お金がすべてなくなってしまうことではないでしょうか?
インデックス投資にはその問題がありません。指数にはすべての株が含まれているので、ゼロになることはありえないのです。ここの企業は倒産するかもしれませんが、すべての企業が同時に倒産しない限り、指数は決してゼロにはならないのです。
インデックス投資は、時価総額に応じて準じて保有銘柄の割合が決まるという素晴らしい特徴も備えています。ある会社の価値が上がれば、指数におけるその会社の割合が高まるのです。その逆も然りです。
インデックスファンドの手数料はアクティブファンドの手数料の約25分の1にも関わらず、アウトパフォーム出来ているアクティブファンドマネージャーは全体のたった15%です。それでもすべてのアクティブファンドマネージャーが給料をもらっています。一体どこから給料が出ていると思いますか?そうです。それはあなたの貯めたお金から出ているのです。
ここまでわかればやることはシンプルです。
株式市場の暴落をいかに乗り切るか
※ポートフォリオ…金融資産の組み合わせのこと。
現代ポートフォリオ理論では資産は2つの指標で表されます。
『期待リターン』と『ボラティリティ』です。
『期待リターン』とはパーセンテージで表されます。『ボラティリティ』とは、その資産の日々の変動率のことです。
株式は高いリターンと高いボラティリティを示します。反対に債券は低いリターンと低いボラティリティを示します。
ステップ1:株式のアロケーションを選ぶ
※アロケーションとは配分・割り当てを意味する英語。また、アセットアロケーションとは、投資家のリスク許容度、目標、時間軸に応じて、ポートフォリオ内の各資産の割合を調整することにより、リスクとリターンのバランスを取ろうとする投資戦略のこと。
株式の比率を高めると長期的なリターンは高くなるが変動率が大きくなることを理解した上で、最初にしなければならない大きな決断は株式と債券の保有割合を決めることです。
年齢と同じ割合の債権を保有するというのがこれまでの投資のアドバイスでした。
ステップ2:指数を選ぶ
『S&P500』にしておけば間違いないという記事も多数あり、私も否定はしません。米国が世界最大の経済大国であることは誰もが認める事実です。
ですが投資の基本の『長期・積立・分散』に従うことを忘れなければ、米国1本というのは基本に背いた行為になります。それでもS&P500は私も投資していますが…。おすすめは全世界株式です。全世界株式とはいえ60%くらいは米国株ですが、それでも前者よりは確実な分散投資です。何度も言っていますが、経済というのは人口に比例します。なぜかというと人がいれば服を着るし、物を食べるので消費が生まれます。そして日本人の私たちには信じがたいかもしれませんが世界の人口はこの先50年は最低でも増え続けるというかなり信憑性の高い研究結果があるのです。それが意味するものは世界経済は50年後までは成長し続けるということです。
ステップ3:投資ファンドを選ぶ
おすすめはETF(上場投資信託)です。手数料が安く、誰でも買うことができる。最近では売買手数料が無料の証券口座も多いため、ETF一択でしょうか。私は配当金再投資を自分で行うのが手間でまだ投資信託ですが…。
ステップ4:リバランシング
資産が値動き目安としているアロケーションから大きく逸脱し始めたときには、再度バランスをとる必要があります。リバランシングを行うことで正しい投資行動を強要されます。あなたは上昇した資産だけを売ることができます。下落した資産しか買うことができないということです。
金融危機が起きると、お金がリスク資産(株式)から安全資産(債券)に流れます。どんどん目減りしていく資産を目の当たりにしながら本能では資産をすべて売却し、二度と投資をしないように自分に言い聞かせることですが、そこで現代ポートフォリオ理論が求めている行為は違います。火事になっていない唯一の資産(債券)を売却し、株式市場が下落を続ける中で株を買い増せというのですが、これがまさしくとるべき行為です。
お金をただ燃やしているような行為ですが、実際には保有しているインデックスファンドの口数は増え続けます。そして株式市場が底を打ち、必ず回復局面が始まります。
4パーセントルールとは?
『4パーセントルール』の根拠となっているのは1998年、米国トリニティ大学が発表した『トリニティスタディ』と呼ばれている論文です。
株式50%債券50%の資産をつくり、ポートフォリオから年間4%ずつ取り崩したとしても、30年後も資産が残っている可能性は95%というもの。
年間支出を仮に400万円とすると、その25倍の資産『1億円』を貯めることができれば、毎年4%(400万円)を取り崩し続けたとしても、資産を減らすことなく暮らしていけるというもの。
それも95%の確率で。失敗するのは100人いて5人。
『1億円』の資産がたまった時点であなたが働く必要がなくなるということです。
FIRE
経済的に自立するということは、必ずしも嫌いな仕事を辞めて世界を旅するということではありません。選択肢を持つということです。もし仕事を愛しているなら、ぜひその仕事を続けてください。
冒頭でも説明しましたが、FIREとは 『Financial Independence, Retire Early(経済的自立、早期リタイア)』 の略です。ただ、『 Retire Early 』の部分はあなた次第です。好きな仕事を失ったり、うまくいかなかったときにあなたを守ってくれる『鎧』を作るのは、『Financial Independence 』の部分だけです。
経済的に自立するということは、好きなように人生をデザインするということです。4%取り崩すだけで1年間の生活費を賄えるほど大きなポートフォリオを構築すれば、
仕事は必須ではなく『選択肢』になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
『ファイヤー!!』