こんにちは!keeです。今回は、ゲイリー・ジョン・ビショップさんの著書『あなたはあなたが使っている言葉でできている』を読了しましたので、心に響いた言葉を中心にまとめていきます。
この本を読めばあなたは、あなたが内に秘めた本当の能力に目覚め、自分を責めるのをやめて、輝かしい人生を歩み出すことができることでしょう。
人は常に自分と会話している
人はみな、2種類の会話をしながら生きている。他の人との会話と、自分との会話だ。
実は人間の一番の話し相手は自分自身なのだ。
内気な人も、社交的な人も、クリエイティブな人も、現実的な人も、誰もが多くの時間を自分としゃべって過ごしている。自分としゃべりながら、運動し、働き、食べ、読書し、ものを書き、歩き、メールし、泣き、話し合い、交渉し、計画を立て、祈り、瞑想し、セックスをする。
眠っているときも自分との会話は続いている。今この瞬間も。
自分にどんな言葉をかけるかで人生が変わる
自分と何を話すかが人生の質を決定的に左右するということが、神経科学や心理学の研究で証明されてきている。
自分とポジティブな会話を行えば、気分がよくなり、自信が増し、生産性が高まる。
その逆もまたしかりで、自分とのネガティブな会話は気持ちを落ち込ませ、絶望を招く。ささいな問題を大問題のように見せ、ありもしない問題をつくり出す。話し方によっては、想像を絶する苦しみを味わいかねない。
自分にとっての現実は、自分の頭でつくり出せる
大切なのはつらいときに『なんて不幸なのだ』と思うのではなく、『がんばる機会が得られて運がいい』と思うこと。
問題をどうとらえ、どう表現するかは、すべて自分次第だ。それは足かせにもなれば、前へ進むための踏み台にもなる。
自分にとっての現実は、自分の頭でつくり出すことができるのだ。
例えば、著者は『問題』をチャンスととらえ直すことを習慣にしている。すると問題はすぐに、自分を成長させる材料になる。落ち込み、イライラしたくなるのをぐっとこらえて、問題に興味を持ち、積極的に関わるようにしているという。
人生を変えられないことに言い訳をするな
あなたは、がまんして生きる人生を自ら望んでいる。
よく考えてみてほしい。本来であれば輝かしいものである人生を覆っている問題、あなたの人生から幸せや温かさを奪い取っている、『憎むべき暗い影』とは、いったい何なのか。
状況を変えるために行動する気がないのなら、別な言い方をすれば、状況を変える意志がないのならどんなにイヤでもそれはあなたが自ら選んだ人生なのだ。
運命は、意志ある者を導き、ためらう物を引きずっていく。
ルキウス・アンナエウス・セネカ
あなたはこれまで問題を乗り越えてきた
まわりを見渡してほしい。そうすると、ほぼ間違いなく、自分よりもっと大変な問題を抱えた人たちがみつかるはずだ。
大変なのはあなただけでない。
他人に見えるのは人生の上澄みにすぎない。一方、自分の人生を見るとき、私たちは裏面にばかり目を向けてしまう。
視界の端から端まで、人生という名の線路が左から右へ伸びている光景を想像してほしい。
もちろん線路は何もない空間に伸びているわけじゃない。背景には田園もあれば町もあり、トンネルも、橋も、どこまでも広がる海も、そびえ立つ山々も、深い渓谷もある。
線路の左のずーっと向こうに目を向ける。それはあなたの過去だ。その方向へ、線路をずっとたどってみよう。歩いていくと、これまでの人生が見渡せる。目の前には、これまでのあなたのすべてが広がっている。
人によって差はあると思うが、振り返るべき最高の経験は何十個、あるいは何百個もある。卒業、昇進、受賞、仲間、恋人。人生を変えた親友との貴重な体験や心が安らぐ子供のころの思い出や、ほっこりした気持ちになれる懐かしい味や光景、音でも匂いでもいい、心を開き、素晴らしい日々に立ちもどることを自分に許してあげてみてほしい。
次は嫌な思い出。つらかった時期や苦しかった時期、打ちのめされた出来事を思い出す。けんかや別れ、深く心が傷ついた悲しい出来事や、ちょっとイラついたり残念だった出来事を。
とても深刻な問題も、今ではだいぶ違って見えるはずだ。つまるところ、あなたはその苦境をどうにかこうにか乗り越えてきたわけで、その経験が今のあなたを形づくっているのだ。
今度は振り返って逆方向へ進んでみよう。右側はあなたの未来だ。
人生は、本当にすばらしい出来事の数々をあなたのために取ってある。もちろん楽しいことばかりじゃないが、それはもうわかっているはずだ。あなたはそれを乗り越える。いいことも悪いことも。これまでと同じように。
人生は冒険だ
家を一歩も出なかったら、どうやって新しい場所へ行くのか。知らない人と会わなかったら、どうやって友達を増やし、恋を始めるのか。慣れ親しんだものにしがみつき、これまでと同じことを続けるのは、過去に生きているのと同義で、少しも前に進んでない。
セオドア・ルーズヴェルトどんな決断であれ、一番いいのは正しい決断をすること。
次にいいのは間違った決断をすること。
そして最悪なのは何も決断しないことだ。
安全な場所にしがみついたところで、本当の安心感は得られない。居心地のいい今にとどまろうとすればするほど、明日への不安は増していくだけだ。
確実なものを求め、すべてをはっきりさせようとするのをやめれば、ストレスの大半は消えてなくなる。わかることなんて一つもない。すこし考えれば、自分の一番の不安の種が、思い通りにならないことを拒否し未来を予測したいという願望だと気付くはずだ。
自分がコントロールできることに集中して、天気や株価、あなたの髪形に対する周りの感想といったどうにもならないことで思い悩むのはやめよう。
わかるのはわからないということだけだ。
何も期待せず、すべてを受け入れる
多くの人は、恋人に一貫した行動や完璧な気遣い、共感を『期待』する。けれど恋人だってあなたと同じ人間だから、あなたと同じように完璧には程遠く、自分なりの複雑な感情や思考を持っている。だからひどい1日を送った恋人がぶっきらぼうだったりかんしゃくを炸裂させたりしてもそれでいい。
人は他人に、自分がしたのと同じ扱いを『期待』する。丁重に扱ったら、そのお返しを『期待』する。暗黙の借金のようなものだ。パートナーの足をもんであげたら、直接的か間接的かは別にして、見返りを『期待』する。そうした『期待』は愛情の絡んだ親密な関係では重くてややこしいものになりがちだ。
しかし信じられないかもしれないが、他人に対する『期待』を手放し、起こったことをそのまま受け入れる姿勢を学んだ瞬間、人間関係は劇的に改善していく。
あなたの人生、成功、幸せはすべてあなたの中にある。変えていく力、手放す力、冒険心と内に秘めた力はどれも手の届くところにある。
ほかの誰かにあなたを助けることはできないし、あなたを動かすこともできない。すべてはあなた次第だ。それがわかったら、変わるのに最適なタイミングは『今』しかない。
人生は今という瞬間にしかなく、今以上の最高の瞬間なんてどこにもない。
熟考する時間をもて。
しかし行動すべき時が来たら、考えるのをやめて動け。
ナポレオン・ボナパルト
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それでは、また!!