【教養としての投資】労働者2.0を目指せ




こんにちは!keeです。今回は奥野一成さんが書いた著書、ビジネスエリートになるための『教養としての投資』を読み終えたので、本の紹介と私の脳の記憶領域に刻みこむため、アウトプットしたいと思います。

日本の皆さん、アメリカ人は老後になぜ働かずしてプール付き豪邸に住み、贅沢な生活ができるのかを知っていますか?日本人はなぜ定年退職後に嘱託社員になったり、アルバイトをしなければならないのか知っていますか?人生100年時代、70歳まで頑張って働いたとして残りのの30年を幸せに生き抜くためには、退職金、年金以外に夫婦で最低2000万円が必要と言われています。年金の給付額は少子高齢化に伴い減少すると言われているので、実際にはそれ以上必要になるでしょう。皆さんは老後の準備はできてますか?そんな老後の不安を、誰かのせいにしても誰もお金はくれません。自分で解決しなければ、あなたはあなたのパートナーをも苦しめることになるでしょう。

日本人は今こそ投資を学ぶべきです。

『投資』を知らなければ、あなたは一生『奴隷』のままだ。

世界有数の経済大国の「日本」に住んでいる私たちは、この人生100年時代を生き抜くことができるのでしょうか?日本は少しずつ、確実に貧しくなっています。平成の時代は昭和の遺産を食いつぶすように何とか生きながらえることができましたが、令和の時代にはますます厳しさが増していくことは間違いありません。著者はそれを食い止める方法として『投資家の思想』を持つことだと話しています。投資家の思想を持つことができれば、人生100年時代を不安なく楽しく生きていくことができます。

投資にもいろいろありますが著者がここで言っている投資とは『株』です。株価は常に上がったり下がったりしますから、そんな運否天賦に今後の人生を懸けてたまるか!!という声が聞こえてきそうですが、著者の言う『投資』は、株価に一喜一憂する短期的な売り買いを行う投資ではありません。著者がCIOを務める農林中金バリューインベストメンツは、日本ではほとんど存在しない長期運用の投資会社として、短期的な売り買いをせずにリターンを挙げることが可能なのかという壮大な社会実験として誕生しました。運用開始時は100億円だった運用資金を現在では30倍の3000億円となっています。そんな著者の考え方に大きな影響を与えたのが、投資の神様ウォーレン・バフェット。最近ついに日本株を購入したと話題になっていますが、その行動、言動が世界一株式市場に影響を与えると言われている伝説の投資家です。

私は投資した翌日から5年間は市場が閉鎖されると想定して投資判断をする

ウォーレン・バフェット

労働者2.0という考え方

なんとなく会社に就職し、上司の命令に従い、日々、自分の才能と時間という資産を搾取され、時間を切り売りして働く、所謂「指示待ち」の常に受動的な人たちを『労働者1.0』と称します。我々日本人は幼少期から『労働者1.0』のマインドセット、汗水たらして真面目に働くことこそが素晴らしいと奴隷根性を刷り込まれています。そんな私たちが『労働者2.0』になるためには、「他人に働かされている」というマインドセットを、

「自分が働いている」

に切り替える。自分の才能が搾取されているのではなく、自分の才能を誰かに売っているんだというような気構えで主体的に働くことができると自分の世界が大きく広がり始めます。自分の属する部署の上司、同僚、部下だけでなく、自社の中でも他部署に横断的な人脈を持ったり、業界全体に広がったりすれば、仮に自分の会社が倒産したとしてもそれまでに築いてきたスキルや人脈を活用することで移籍や起業するという道も開けてくることでしょう。

投資の本質

労働者2.0として広い視野でビジネスを見ることができるようになると、自分自身が働く以外にも収入を得る術があることに気付くことができるようになります。収入を上げる方法が2つあります。ひとつ目は自己投資などで自分に磨きをかけ自分の価値、単価をアップする方法です。そしてもうひとつが別の人に働いてもらう方法です。経営者以外ができる別の人に働いてもらう方法は、『投資』をすることです。

投資とは自分より優れた人に働いてもらうことで収益を得ること

そしてその『投資』の本質とは、

自分という道具を磨き、自分よりも優秀な他人に働かせる

ということです。投資をすることは、株を保有するということ、すなわち株主になることです。株主とは株式会社の出資者を指し、株主になるということは、会社の持ち主になるということです。極端に考えれば、あなたが株を所有する株式会社の社長はあなたの部下になります。『他人に働かせる』ことができるわけです。この考え方をきちんと子供に伝えられれば、日本のビジネスパーソンのマインドセットが徐々に『労働者2.0』へとシフトし、貧困の遺伝を断ち切ることができるはずです。

どんな株を選べばいい?

まず、何よりやってはいけないことは自分で「学ぶ」ことから逃げることです。学ぶことから逃げるという意味は、分からないからという理由で銀行や証券会社の窓口に相談しに行くこと。それはなぜかというと手数料がかかることと、相手が売りたい銘柄を売られるだけだからです。知識なしで「なにかおすすめありますか?」なんてことをすれば、格好の標的『カモ』です。だから自分で調べなくてはなりません。この本では、構造的に強靭な企業とその条件として『付加価値の高い産業』『圧倒的な競争優位性』『長期的な潮流』の3つ条件が重なる株を買うべきだと言っています。話が難しくなりすぎるので、ここの部分の深堀はしませんが、個別株を選ぶのは、市場の未来展望はもちろん、その上でどんな強みがあるか。過去のデータは過去でしかないので過去や現在の優位性が未来にも確実にあると判断するのは、簡単ではないと言っています。私自身個別株はやっていません。なぜならこの『見る目』をまだ持っていないからです。でも現在は政府も株式市場を活性化させたいと考えているのでいろいろな税制が優遇される口座などを作っています。小額からの長期・積立・分散投資を支援し、運用益が非課税になる『つみたてNISAはやるべきなのか!?』。また5000円から始められ運用益が非課税はもちろん、給与の所得税控除、さらに退職金所得控除または公的年金等控除の対象となる『確定拠出年金(iDeCo・企業型)のすすめ!!』などがあります。私の記事を読んでくれている方には、私がやっていることはすべて教えていくので参考にしていただければと思います。

『労働者2.0』という考え方を知るだけでも十分価値はありましたが、教養というタイトルにある通り、投資をこれから学びたいという方、投資に興味がある方には、心の豊かさまで与えてくれるおすすめの本なのでぜひ一読してみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。




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kee
サブ4ランナー!!! ファイナンシャルプランナー&JADPメンタル心理カウンセラー&上級心理カウンセラー! 普段は食品工場で仕事をしています。ランニング大好き、料理大好き、サッカー大好き、キャンプ大好き、お酒大好き、釣り大好き、激辛大好き、読書大好き、書ききれないほどの大好きに囲まれて毎日幸せを実感しています。夢はホノルルマラソンに出ること。 座右の銘『明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ』 このブログは忘れやすい私の備忘録、私の脳の第2領域です。