【JADPメンタル心理カウンセラー】大切な人の心に寄り添うための心理学の学び!!




こんにちは!!keeです。

昨今、心の支えを必要としている人が増え続けている現代社会の中で、もしも自分が学ぶことで大切な誰かのストレスや悩みや不安に寄り添い、サポートすることができたら、そんな一生もののスキル、欲しくありませんか?

私は欲しかったので『JADPメンタル心理カウンセラーⓇ』の資格を取っちゃいました。

学んでいく中で強く感じたのは、この学びは誰かの悩みを聞く以前に、自分の心の健康や、そして自分自身の理解のためには、必要不可欠な学びであるということでした。

たくさんの学びの中でこれはっ!!というところを厳選してアウトプットしていきたいと思いますので、『心理学』に興味のある方はぜひ続きも読んでみてください。

心理学とは…

心理学とは『人の心の動き、人や動物の行動を研究する』学問のことです。

最近のトレンドは以下の3つの学派。

認知心理学

『認知心理学』は、知識や認識などの高度な知的活動だけを対象にするのではなく、感情にも目を向けた広い範囲の認知一般を対象としている心理学。

私たちが物事を決める背景には、様々な情報と段階が存在しています。この情報処理の段階に注目し、人の認知の仕方・過程がどのようなものかを研究したのが『認知心理学』

例えば、5人家族のお母さんが今晩の献立を考える過程を想像してみてください。家族の健康に気を遣っているお母さんは夫の健康、子供の好きなもの、昨日の献立、気温や旬の食材、費用など、様々な情報から献立を決定するといった感じです。

人間性心理学

『人間性心理学』とは、個人の独自性に注目し、人間の自由で健康的な側面を強調し、共感的な関与を重要視する学派。

最も有名な心理療法は『来談者中心療法』という心理療法で、人間がもともと持っている成長力を信じ、相談者(クライエント)の語りに真剣に耳を傾け、共感する姿勢を重視しました。

人間の『問題を解決する力』『問題に気づく力』を信じ、時間のかかる長い道のりですが相談者自らが成長することで問題を解決できるように支える姿勢は、クライエントの本質的な成長を促し、再発を予防する効果があることから、人間性心理学の考え方は多くのカウンセラーに支持されています。

新行動主義心理学

『新行動主義心理学』は、目に見えない『心』や『感情』に着目するのではなく、目に見える人間の『行動』に着目した心理学。

すべての心理的現象を『刺激と反応(SーR)』から探求していきました。

例えば、人間の『頑張る』という反応について、新行動主義心理学では、私たちがどのような刺激(S)があって、頑張る行動に出るのかを考えると、他者から『褒められる』という刺激が思い浮かびます。このように人間の行動の起因となる刺激を明確にしていく過程が、人間の問題行動を修正してく時に非常に役立つ。

この理論をさらに発展させたのが、SとRの間に反応の強弱に影響を与える仲介変数があるという『強化説』です。

この強化説は『褒められる→頑張る』という刺激(S)と反応(R)の間には欲求(O)が行動に大きな影響を与えると捉えていきます。わかりやすく言うと、同じ褒められるという刺激(S)を与えても、間にある欲求(O)の段階で『やりたい!』と思うか『やりたくないけど仕方なくやる』のかで、最後の『頑張る』という反応(R)に大きな差が出てくるという考え方です。

刺激と反応の間には『選択の自由』がある。

自己啓発の名著『7つの習慣』の私の大好きな言葉です。

『精神分析』を打ち立てたフロイト

フロイトは、心を『無意識(本人には自覚されていない。人の行動を左右する)』、『前意識(思い出そうとすれば思い出せる。普段は意識されないが注意すれば意識できる)』、『意識(自分の体験・意識として理解できる。特別注意しなくても簡単に意識できる)』という3つの体系に分ける『局所論』を唱え、心の中の動きを説明しようとしました。

そして無意識の中にある隠された欲求を意識化することの重要性を唱えました。

フロイトと言えば、過去の出来事が現在の状況を作っているとする考え方『原因論』を打ち立てた人物。『嫌われる勇気』で有名なアドラーが、人は何か目的があって、今の状況を作り出しているとする『目的論』で全否定したことでも有名ですね。

アドラー心理学については、『嫌われる勇気』人は今、この瞬間から幸せになれる。をどうぞ!

『分析心理学』理論を打ち立てたユング

『無意識』は意識を想像する母体であると解釈し、人間には2つの心構えがあると述べています。それは『内向性』と『外向性』でその2つからさらに物事や自分の考えを筋道を立てて考える機能『思考』、表現の豊かさ『感情』、無意識化の総合的判断『直観』、五感を用いて快・不快を見極める『感覚』という4つの機能に枝分かれさせ、8種の類型に区別された『タイプ論』を展開させています。

タイプ論は、人間性の性格傾向を分類するカテゴリーとして有名です。

『来談者中心療法』を打ち立てたロジャーズ

『来談者中心療法』は先ほどの”人間性心理学”のところで説明した心理療法です。

相談者(クライエント)の心の問題の改善はカウンセラーの態度が重要であるとして、

『受容』『共感的理解』『自己一致』の3つの態度を導き出しました。

  1. 『受容』とは、個人的な見解を一時的に棚の上において、話を聴くこと
  2. 『共感的理解』とは、相談者の立場に立って、理解していくこと
  3. 『自己一致』とは、首尾一貫して表裏のない状態のことを言い、カウンセラーが自分自身についてきちんと理解できていること

人間の潜在能力を信頼するロジャーズの立場は『パーソン・センタード・アプローチ』と呼ばれ、現在のカウンセリングの基礎として多くの臨床家に支持されています。

最後に有名なマズローの欲求階層説を紹介します。

マズローの欲求階層説

心理学者アブラハム・マズローは『人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである』と仮定した『自己実現理論』を打ち立てました。

これは、人間の欲求を5段階の階層で理論化したもので、『マズローの欲求階層説』とも称されています。人間の基本的欲求を低次から①生理的欲求、②安全の欲求、③愛情・所属の欲求、④自尊欲求、⑤自己実現欲求と5つの階層に分かれています。

①生理的欲求から順々に満たされていくものであり、途中でどれかの欲求が満たされないと、次の欲求を充足することはできないと述べています。そして、一度ある欲求が満たされてしまうと、そこでの充実感は当たり前のものとなってしまうため、同じ階層では新たな満足感を感じられなくなることも指摘しています。

つまり、人間とは欲深いもので、一度その欲求が満たされてしまうと、そこでの充実感は長くは続かず、次の階層の欲求がどんどんと活性化されるということです。

5つの欲求すべてを満たした『自己実現者』は、快適な他者関係を保つ力が強く、自発的に行動することができるため、他者から見ると魅力的に映ります。

多くの人が⑤自己実現欲求階層であることを望むと思いますが、現実には愛情を求めてたり、自尊心を保つ行動に執着してしまう自分に気づくことがあるかもしれません。

実は自己実現欲求階層に居続けることは、非常に難しいことなのです。

もしも孤立感を感じていたり、欠乏感を抱いていたりした時は、前の欲求階層でしっかりとした充実感を得られていない可能性があります。そんな時は、焦って次の階層に進もうとするのではなく、ゆっくりした気持ちで自分自身を振り返り、自分の欲求に正直になれるように普段から意識しておくことが大切です。

次回は上級心理カウンセラーの勉強をしましょうね。それでは!!




ABOUT US
kee
サブ4ランナー!!! ファイナンシャルプランナー&JADPメンタル心理カウンセラー&上級心理カウンセラー! 普段は食品工場で仕事をしています。ランニング大好き、料理大好き、サッカー大好き、キャンプ大好き、お酒大好き、釣り大好き、激辛大好き、読書大好き、書ききれないほどの大好きに囲まれて毎日幸せを実感しています。夢はホノルルマラソンに出ること。 座右の銘『明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ』 このブログは忘れやすい私の備忘録、私の脳の第2領域です。