こんにちは!kee(KEE)です。そういえば『note』始めました。
ブログと同じ名前でやっているので時間がある時に是非、遊びに来てください。
さて今回から、数か月にかけて、私の人生観を大きく変えたかもしれない『経験』、25年前、二十歳になったばかりのしのと2人で行ったバックパッカー初陣のインド旅について、しのが書いた日記(二十歳で既にこの語彙力…たぶん人間8週目🫨)を頼りに、ここに完全復活させ、先行きの怪しい未来の人間たちのために残したいと思います。
かなり長編になりますが、その中で世間ではよく言われている『インドに行けば人生観が変わる…』のかどうかの私なりの『答え』をお伝えしようと思っています。
邪魔かもしれませんがたまーに()でコメントします。たまにね。
2月18日 Departures
am5:45 その朝目覚めた。昨夜のビールでよく眠れた気がする。(前日は当時、水戸駅南にあった『らーめん花月』で夕飯)
KEEちゃんは(私のこと)は少し早めに目が覚めたらしい。お母さんはもうすでに起きていて、僕らのためにおにぎりをつくっておいてくれた。
そして、6:15頃車で三の丸ホテル前のバス停に行く。
お母さんはやたら僕のことを心配していたらしく、KEEちゃんに『よろしくね』と言っていたそうだ。
バス停には、淳子が見送りに来ていてくれた。手紙とコーヒーを渡してくれた。泣きそうな顔をしていた。(私もコーヒーいただきました)
6:52 バスがやって来た。成田までGO!!
成田に着いて少し迷った、搭乗手続きの前に出国審査の方に先に行ってしまった。
まず、チケットを搭乗券に換えて次に搭乗手続きを済ませた。
12:00発Air India301便デリー行きは出発が大幅に遅れ、17:00発になっていた。
ひまをもてあます二人は、Air Indiaのサービス1500円分食事無料券で昼飯(シーフードドリア)をたべ、ゆっくりした後、さっさと出国審査を済ませ、免税店を見て回ったりした。
僕はGショックを買った。二人でマイルドセブン1カートン買って5個ずつ分けた。
本館とターミナルビルの間をうろうろしてたらまたセキュリティーチェックをするはめに…💦
小刀はちゃんと小皿にのせて通しましょう!!そして、2人でビールを飲んでいい気分🥰
ちょっとはめはずしすぎ?!そしていよいよ搭乗!!
まわりはインド人やらお坊さんやらバックパッカーやらたくさん人がいた。
その中でもひときわ僕とKEEちゃんの格好はみすぼらしかった…。
これでいい!!これでいいのさ!!飛行機は一番後の喫煙席(今ではあり得ない)、翼のすぐうしろ。二人で頼んだらそこにしてくれた❤
おぉっ!!インド人のスチュワーデスさん!『ナマステー❤』ドキドキ!!
そして僕らは日も暮れようとしている赤い成田空港から旅立ったんだ。
see you JAPAN!! Let’s go to India!!!
飛行機の中から東京ディズニーランド、東京タワー、そして上海の夜景を見下ろした。
あぁ日本からどんどん離れていく。でもすごくキレイなり。
KEEははじめて英会話を体験した。『トォメィトージュースプリーズ!!』
完璧!やったねKEE!!
機内食はけっこうおいしかった。すでにカレーみたいなのが出てきた。完食。
約9時間のフライトを終え、日本との時差3時間半のインドについに到着!
現地時間ですでにpm11:30を回っていた。降りる時、搭乗員さんに
『Thank you !! and namaste🤩(さようなら)』
ミネラルウォーターの大きいやつを一本くれた。すごく優しい感じだった。
この先の旅に希望を持たせてくれた。飛行機を降りたら、インドは暑かった。
回りの人についていくように歩いていったら出国審査の窓口にたどりついた。
その前にトイレに行ったら、一人の人が水道の前あたりに座っていて、おしっこし終わったら、手を洗うように促され、手を洗い紙を渡された。そしてそれで手をふいてトイレを出ようとしたら手をつかまれて、チップを要求された。
でもNo!!といって出てきた。後で知ったけど、その人はカースト制度の中の最も低い身分の人でそういう事をして生活しているのだという。
そういう身分の人なのだ。形は人でも人間以下とみなされている身分なのだ。
考えさせられます。インド!!!😵
そして審査を終えてからロビーの方に出た。まずはトラチェキをルピーに換金しなくては、二人で少し迷ってからトーマスクックの両替所で100$⇒4600RSに換えた。
ちゃんともらえたよー😊
それで二人でベンチに座っていたら隣に機内で隣に居た人がいた。
いろいろ話したら21才の医大生だった。一年前にタイに行ったことがあるんだって。一人でどこまでできるのか試しに一人で来たらしい。すごいね!そして今大きなヒンディーの祭をやっているバナーラスの話を聞いて僕らも行きたくなり、寝台列車の切符をGETするためにバス停に急いだ。
それがam3:30ぐらい。
空港から一歩外に出ればそこはまぎれもなくインド!インド人だらけ。3人でいろいろ誘ってくるあやしいインド人を何とか振り払い、バス停を目指した。外に出たら肌寒かった。
am4:00発のコンノートプレイスを通るEATSのバスが出発しようとしていた。僕らはそのバスに飛び乗った。
バスに乗って50RS払って席に着いた。こんな時間なのに薄暗く汚いバスの中は男の人達でぎゅうぎゅうだった。みんなインド人。その中で僕ら3人は明らかに浮いていた。注目の的だった。
恐かった。隣のターバンを巻いてひげを生やしたおじいさんを気にしながらバスは荒々しくエンジン音とクラクションを鳴らしながら走っていた。

今、僕はインドにいるんだ!!
心の底からそれを実感した。バスの中の異様な雰囲気、緊張感、独特のにおい。
それは明らかに日本とはまったく違う雰囲気だった。人々の目はとても深く鋭い。隣のおじいさんの目もすごく深くてどこかさびしげだった。この目は今までいったい何を見てきたんだろう。僕が日本で生まれ生きている間、このおじいさんはどんな風に生き抜き、ここまで来たんだろう。
そんなことを考えた。
神さますごいよ!あなたの作られた地球は、人間はすごいよ!!
ここはインドなんだ!!ここはインドなんだ!!胸があつい。
バスを降りるとそこはコンノートプレイス。デリーの中心地だ。しかし時刻は4:40am。
誰もいない…。暗い…。どーしよー…。
オートリキシャーがやたらそこらへんを走り回っているだけだった。何度もリクシャーの人に声をかけられた。
何度も何度も…。どこまでもついて来た…。
しつこすぎるよ君たち!!みんないらだっていた。
一人の人がデリー駅まで連れていくというからついていった。
(すると)駅の前で警備員っぽい人が…
「ここら辺はあぶない」「今まで何人も殺されたりしている」と忠告してきた。
そこではじめて身の危険を感じた。
でも結局、その人もリクシャーに乗せようとしてきて、もう何が何だか混乱してきた。
ITDCをとにかく目指したけれども、よくわからない。
また一人の人が連れていくと言うからついていったら、その人の変な旅行会社だった。
何だこれは?!!3人で足早に逃げた。
もう誰も信用できない!!してはいけないんだ!!
そしてまた元の場所に戻って来た。しばらくして…またあの男。
そして話をしているとどんどんあやしいリクシャーとインド人が集まっていた。
あれ?やばいのかな…?!
本当にそう思い始めた。
医大生は完全にイラついていて、キレかかってた。
少し太めで大がらの男が医大生につっかかった。
医大生もひるまなかった。
突然、男は道にあった石の大きなかたまりを持ち上げた。
男はそれを持って医大生をおどした。
おいおい…💦。
とりあえず二人に割り込んで口をはさみその場を無理矢理脱しようとした。
そして3人で走って逃げ出した。インド人達は奇声を上げて石を投げてきた。
オートリキシャーもしつこく追いかけてきた。
『こわい!!』
僕らは走った。とりあえず大きい会社のビルの前にたどり着いた。
白人の観光客っぽいおじさんがいたので助けを求めたがイタリア人だったらしく、全然英語がわからなかった。
そして…またまた別のリクシャーの人が寄って来ていた。
もうやだ!!その人もしきりにリクシャーに乗る様、近くに自分の食堂があるから来いと誘ってきた。しつこく…しつこく。
神さま、助けて!!どうすればいいの?!そう心の中で祈った。
僕はその人と話をして時間を長びかせ、夜が明けるまでその人と一緒に居ることが最も安全だと思った。
その人といろんな話をした。
『あなたは親切でしているのか、ただのビジネスとして忠告しているのか』
『親切で言っているのなら、僕たちをどこにも連れて行かずにただ僕らとここに一緒に居てくれ』
『僕たちはまだ学生でそんなにお金があるわけではない』
『もうインドでは人を信じることができない、インドはあの偉大なガンディーの国ではないのか!』
『僕らはもう人を信じたいけど信じられない!!』
そんなことを長々と話し続けた。相手もつかれてめいっている様だった。
でも僕は心の底から真剣に男と話をした。
その時の苦しい気持ちを彼にぶつけるように。
だいたい彼と話を終えると、会社のビルの門の前の灯りがいきなり消えた。
気づくと夜が明け、白々と空は明るくなっていた。
知らぬ間に散歩している人や車が多く走っていた。
その事にも気付かないくらい夢中だった。
やった!!遂に夜が明けた。長い長いインドの初日の夜が明けた。
僕らは生きている。
神さまが祈りに答えてくれたんだ。僕らに試練乗り越える勇気と知恵を与えてくれたんだ!!
ありがとう神さま!!

2月19日 I’m so Tired… in Delhi
そしてその後、僕らはお腹もすいているし、彼の言う、食堂にとりあえず行くことにした。
するとそこは安い屋台みたいなところだった。すごく安かった。
揚げたサンドイッチが5RS。ミリンダが10RS。(当時の日本円に換算すると(1RS=3円)揚げたサンドイッチ15円。ミリンダ30円くらい)
全然ぼったくられるわけではなかった。そして彼もすごくいい人だと思った。
「お金がないのは自分もお金がないから気持ちがわかるよ。安いところがいいよ。」
そんな風に最後は接してくれた。僕らの気持ちも少し届いた様な気がした。
その後3人でぐったりしながらデリー駅を目指し歩いた。
途中のバス停のベンチで休んだ。
ボーっと次々と来るバスや風景や人の流れを見ていた。つかれていた。相当。
このインドのごく日常に触れていても、何も考えることができない。
疲れた…。この先どーなっていくんだろう。不安💦
歩き出すとすぐに、一台の車が僕らの横につけてきた。日本語がペラペラで京都にインド料理レストランを経営する人だという。
列車の切符を取るなら、いい事務所があると車に乗せて連れていってもらった。
BGMはミーシャで、つつみ込むように…
そのofficeにも日本語がしゃべれる人がいて、切符のこととかを話すと、いろいろなルートを紹介してくれた。デリーからバナーラスまで今日行くのは無理ということ、すごく混雑しているということ、デリーには今泊まる場所がないということを知った。
そして結局ルートは、デリー➡ジャイプール➡アーグラー➡バナーラス➡カルカッタ➡ムンバイ➡ゴア➡デリーというミニバス(個人TAXI)と寝台列車の旅にすることにした。
なかなかよさげなルートだと思う。380$払った。
医大生はあまり信用することができなかったらしく、何も決めずにいつのまにか去ってしまっていた。名前もさよならも言わずに…。
とにかく今僕らは自分の道を進むしかない。もうどうにもでもなれ!なるようになる!
半分はそんな気持ちだった。
ミニバスのドライバーはアヌー27歳の男の人だ。奥さんも見た。
いよいよ僕らはデリーを出て、ジャイプールに向かった。
車での移動はとても快適なものだった。窓から見える景色すべてが衝撃的だった。
すごい車の数。人の数。バイクの数。自転車の数。牛…。
交通ルールの悪さ(もはや無法地帯)とにかくすごい。クラクションは鳴らしまくり。
いつどこで事故が起きても、人をひいてもおかしくない道路状況。めちゃくちゃだー!!
しばらく走るとどこまでも広がる畑の風景や、遠くに見える岩肌の露出した山々、牛や象までも!!
そして物売りのおじさんの強引さや物乞いの少年の悲し気な瞳、色鮮やかな原色のサリーを身にまとった女性たちが頭にカゴをのせて何かを運んでいて、畑の鮮やかな緑の中にきれいに映えていた。
とても美しい風景ばかりだった。とてもたくさんの人がいた。
アフリカに来たような(行ったことないやん)、すこし昔の時代に戻ったような感覚さえした。
この人たちはどんなことを考えて生きているのだろう。きっと僕とは全然違う考えを持っているんだろうなぁ。とても気になった。
途中レストランに寄った。高いレストランだった。二人ともチキンサンドイッチのみを頼んだ。
すごくおいしかったけど、高かった。二人で200RSくらい払った。
まただまされてるのかなぁ…そんなことを考えてしまう。
車の中ではアヌーと歌をうたったりおしゃべりしたりした。
アヌーは僕に指輪をくれた。彼はとてもいい人なんだ、そう思いたい。信じたい。
ジャイプールのホテルに着いたのは、pm3:30ぐらい。やっと休める!!
部屋もとてもNice!部屋に入ってひさしぶりにKEEちゃんと二人だけになれた。
その瞬間、つかれや緊張、不安から解放されたせいか、胸が苦しくて苦しくて涙が込み上げてきた。
涙が勝手に溢れ出てきた。
今までつらかった。本当に苦しかった。人を信じたいのに信じれない、信じてはいけない。そういう事を考えなければいけないこと、インド人と接するたびに疑って入らなければいけないこと、その人は本当はとてもいい人かもしれないのに。信じてはいけないこと…
すごくすごく辛かった、苦しかった、耐えられなかった。イヤになっていた。インドに。インド人に、何より自分に…。
でもKEEちゃんはだまって僕の言うことに耳を傾けてくれた。
KEEちゃんがいてくれて本当によかった。
もしも一人だったら、苦しくて、さみしくて、押しつぶされてしまっていたと思う。
KEEちゃんがいてくれたから気持ちが落ちついたし、楽になった。
KEEちゃん、急に泣いたりとかしてゴメンね。
イエスさまが言ってた。イエスさまは僕のために祈ってくれていると、弱いところも全部わかって立ち直れるように祈ってくれているって。
そして、立ち直ったら兄弟をKEEちゃんを元気づけてあげなさいって。
すごく響いた。勇気づけられた。ありがとうKEEちゃん!イエスさま!!
自分の弱々しさを心の底から実感した。
僕は一人で生きてきたんじゃないんだ。一人では生きていけないんだ。

夜はアヌーが安い屋台に連れて行ってくれた。take outしてホテルで食べた。
チャパティというナンの安い版を食べた。アヌーに食べ方をおそわった。
辛いけどおいしかったや!!
食べた後、即寝!!10:30pm 相当つかれていました。
神さま、明日はもっと楽しくなりますように。
God’s always with us!! I love in Christ❤
②へ…つづく…