こんにちは!!keeです。今回は2020年、2021年、年間ランキング2年連続第1位、2021年読者が選ぶ!ビジネス書グランプリコロナ禍を支えたビジネス書特別賞受賞!!ビジネス書での2連覇は以前に私も紹介した『嫌われる勇気』2年連続×三冠はビジネス書としては日本初、60万部突破の『人は話し方が9割』を読了し、忘れずに覚えていたい内容だったので脳の海馬(タツノオトシゴ)にお願いして、長期記憶への審査を通してもらいたく、私なりにアウトプットしていこうと思います。
もう会話で悩まない。疲れない。オロオロしない。
人は話し方が9割
もっと話し方がうまければ…
多くの人が話し方にコンプレックスを抱えています。悩んでいるのはあなた一人ではありません。
いきなりですが、本書と同様に結論を先に申し上げます。
会話がうまくなる方法、それは…
『苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす』
これだけらしいです。は?と思いました?私もです。
でも本書は『こんな風に言えばうまくいく』的な言葉のテクニックを教えてくれる本ではありません。
人は『話し方』を変えるだけで、本当に人生の9割が変わると断言している本です。
それでは少しづつ覗いてみましょう。
人生は『話し方』で9割決まる
話す力は『スキル』より『メンタル』
『自己肯定感』私も何度も取り上げてきていますが、自己肯定感というのは自分自身を肯定できているか?ということ、『自分は今、しっかりと自分の人生を生きている。周りの人が何と言おうと、自分は価値がある人間だ』と言える人は自己肯定感が高い。
日本人は私を含め、極度に人からどう思われるかを気にしがちですよね。小さいころから世間体を気にすることを刷り込まれてきた影響なのかはわかりませんが、先進7カ国を対象にしたデータでは、堂々の『最下位』です。無駄なことに大きな労力を使い、日本人は本当に疲れやすい生き方をしていると思います。悪い面ばかりではないんですけどね。
話す力にはこの『自己肯定感』が大きく関わってきます。
話すことが苦手と思い込んでいる人の多くは、過去の数少ない失敗や心ない誰かの指摘が原因をなって、苦手意識を持ってしまっている状態だと思います。でもよく考えてみてください。
今までおそらく何百人と出会ってきた中で、何度も人と話してきた中で、たった一人からたった1度言われたことを気にして萎縮してしまうなんでもったいないと思いませんか?
私の場合は『うまく話せるかな?』ではなくて『何を伝えたいか?』に全集中することでかなり克服できました。私の仕事は人前で話すことが多い仕事ではありません。ですが、社会に出て、立場が変わっていけば、それなりに人前で話す機会が増えます。
だいぶ遅いですが、5年前くらいに気が付いたことがあります。
それは、私の話にうなずく人が一人でもいると安心して話せている自分がいたのです。
私のように過去の経験から話すことに苦手意識を持ってしまっている方はまずは、自分自身を全肯定してくれる場所に身を置くこと。そうすれば、あなたの過去の傷は知らず知らずのうちに癒されていくでしょう。
話し方は『聞き方』が9割
『話し方において一番大切なのは聞くことである』
話し方のはずでしたが…。
『コミュニケーションを制すれば、人間関係を制する』
リバウンドじゃなかったんかい!?(笑)
人間関係を築く上で大切なのは、人柄や、物事の見方、考え方です。
あなたが羨む人気者のあの人は、あなたの100倍努力しているのでしょうか?答えはNOです。
その人は3つの大切なことを知っているだけです。それは、
- 『人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である』
- 『本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している』
- 『人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる』
となれば、聞き上手になることが大切なのは言うまでもありませんね。そのためには、
『笑顔でうなずき、自分の感情を言葉に乗せ、身振り手振りを使って相手にリアクションする』
人は誰もが自分のことをわかってほしい生き物です。まず聞くことによって相手の心の扉を開きましょう。
『また会いたい』と思われる人の話し方
うまく話そうとするから話せなくなる
滑舌もよく、流暢に話すことができる人がいたとしても、そこに思いがなければ、その人の話に心が動かされることは少ないでしょう。
一方、ときおり言い淀みながらも、本当に伝えたいことについて熱心に語っている人の話は、胸を打つものです。
- 話すことが苦手なら苦手と、開き直っていい。
- 流暢に言葉が出てこなくても、焦らなくていい。
- じっくり言葉を選びながら、ゆっくり話せばいい。
忘れないでください。大切なのはうまく話すことではなく『思い』なのです。
苦手な人に、自分から話しかけるのはやめなさい
沈黙はダメという思い込みから話したくない人とも話さなくてはいけないと考える人が多いですが、
『こんにちは』と笑顔で挨拶して、あとは勝手に一人でニコニコしていればいいのです。
笑顔も一つの会話です。
話しやすい人との時間を意識して増やしましょう。
会話が難しい人との距離を無理に詰めなくていいです。自信満々でスルーでOKです(笑)
やっぱり
人をほめる。このことの大切さを感じている人は少なくないでしょう。
しかし、普段あまりほめたことのない人がやたらとほめても必ずしもうまくいくとは限りません。
そこで魔法のこの言葉『やっぱり』の登場です。
『やっぱり、さすが!!』『やっぱり、やると思ってた』『やっぱり、美味しい』
やっぱりにはアンダーメッセージ(普段からそう思っていたけど…)が含まれているのです。
これはうれしいですよね。
『正しい話』よりも『好かれる話』をしよう
『うまく話そう』という姿勢が透けて見えてしまうと相手は「自分に取り入ってメリットを得ようとしている」と受け取り、気持ちが離れてしまう場合があります。それよりも『お役に立ちたい』という気持ちで話すと、それは自然に相手にも伝わり、相手もあなたの言葉に真摯に耳を傾け始めます。
常に心がけておくべきことは、
『自分が話したいことでなく、相手の求めている話をする』ということ
最終的にものをいうのは、人として好かれるかどうかです。
そして人は『笑わせてくれる人』より『一緒に笑ってくれる人』を好きになるものです。
名前を呼ぶ
- 名前を知ったら、すぐに名前で相手を呼び始めること
- できる限り相手の名前から会話を始めること
人は誰でも自分を一番大切に思っています。その大切な自分の名前を頻繁に呼ばれると、自分自身が受け入れられた感じが伝わり、安心感や親近感を抱きやすいです。
失敗談を語る
失敗談というものは、人の共感を生み出すものです。せひ『しくじりリスト』を作成してみてください。『しくじり先生』がおもしろいのも納得ですね。
何かで失敗したとしても『あっこれもしくじりリストに追加しよう』と前向きに意味付けすることができるようになります。
恥ずかしい過去をカミングアウトすることは、決してあなたの評価を下げることにはなりません。むしろそこをさらけ出して笑いに変えることができるあなたに、人は大きな安心感を覚えるでしょう。
人に嫌われない話し方
『口は悪いけどいい人』なんていない
『世の中には、口は悪いけど本当はいい人っているんだよ』
聞いたことがある人もいるとは思いますが、口から出るということは、その人が頭の中で考えているから出るのです。オレンジをいくら絞ってもオレンジしか出ないように、心の中にない言葉は口から出てこないのです。
悩んでいる人の心を軽くして気持ちよく話してもらう方法
悩んでいる人が求めていることは『わかってほしい』『共感してほしい』であって、必ずしも解決策や、プラス方向に転換したいと思っているわけではありません。
つまり良かれと思って話をすればするほど、相手はあなたの思いとは逆方向に気持ちが行ってしまうということもあるのです。
それでももしアドバイスするときには『こんな考え方もあるんだって思って聞いてね』『これはあくまで私の一意見だけど…』というところから始めると相手に言葉が届きやすいです。
でもまずは相手に寄り添う最強の言葉『一緒に考えよう』です。
『お気持ちわかるわ。しんどかったでしょう。どうすればいいか一緒に考えましょう』
解決策を提示するのではなく、共に悩み、共に考える。
これだけで相手にとっては、大きな勇気になります。
話し方に一貫性を持たせることで人に信頼される
生意気に生きるなら誰に対しても生意気に話し、人を大切に生きるなら誰に対しても人当たりよく話をする。
人によって態度や話し方を変えない。これが基本です。
いつもブレずに、すべての人と同じように話をできる人が、誰から見ても素敵な人ではないでしょうか?
4Dワードは嫌われる
『でも』『だって』『どうせ』『ダメ』これらの4Dワードをよく口にしていませんか?
言葉の癖は人格の癖です。これ以上嫌われる前に今すぐやめましょう。
否定からは何も生まれません。
人を動かす話し方
叱るときは相手への『敬意』を忘れずに
人はどんなことであれ、自分が見出した『意味』に従って行動するものです。
相手が部下であれ後輩であれ子供であれ、こちらが敬意を込めて接してこそ、本当の意味で一人前に育ち、自由に羽ばたいていけるのです。
敬意を込めて叱るポイントは相手を労うことそして相手の意図を理解すること、そして自分が相手に対してどれだけ敬意と期待を抱いているかという視点を盛り込むことです。
『どうしたんだよ、君らしくない失敗だな』
『君ともあろうものが、こんなミスをするなんて』
『君らしくない』『君ともあろうものが』が以前からの信頼を伝えています。
先ほども登場したアンダーメッセージですね。
そして最後に『大丈夫、君ならできるとわかっているから』と期待を伝える。
そうすれば、相手は叱られても自信を失うことも萎縮することもなく
『よし!次こそは期待に応えるぞ!!』と奮起できるのです。
自分の言葉を一番聞いているのは自分自身
『ありがとう』『おかげさまで』『感謝しています』
自分の言葉を一番聞くのは自分自身。自分の言葉を聞くとき、心は無意識状態ですから、奥底にストレートに入ってきます。潜在意識に響きます。
ですから『いい言葉を口にする、口ぐせにする』ということは、精神衛生上ものすごくプラスの効果があるのです。
『意識は言葉を変え、言葉は行動を変えていく。』
名言ですね。
謙遜はしなくていい!!
あなたはほめられたとき、どういうリアクションをしていますか?
『すごいね』『綺麗だね』
おそらくほとんどの人が『いやいや、そんなことはありませんよ』と謙遜しているのではないでしょうか?
ほめられるということは、言葉という形で目に見えないプレゼントをもらうようなものです。謙遜するということはせっかく相手が用意してくれたプレゼントを受け取らないのと同じです。
ほめ言葉は積極的に受け取りましょう。そして忘れずに感謝も伝えましょう。
話し方が100%うまくなる究極のスキル
今後、あなたが何かを話すときは『(相手の方が)幸せでありますように』と祈りながら話すようにしてみてください。人には誰しも、話す相手の心を感じ取るセンサーのようなものがあります。
不思議なことですが、うまいとか下手とかは関係なく、話し手の心というのは必ず相手に伝わります。そしてこの違いは『for you』なのか『for me』なのかで変わってくるのです。
『(相手が)幸せでありますように』
この思いに勝る話し方のスキルは存在しません。
最後まで読んでいただけて、本当にうれしいです。
心から感謝します。ありがとうございました。
あなたが幸せでありますように。