【7つの習慣】俺なりの第7の習慣『刃を研ぐ』




森の中で、必死で木を切り倒そうとしている人に出会ったとしよう。

「何しているんです?」とあなたは聞く。

すると男は投げやりに答える。「見ればわかるだろう。この木を切っているんだ」

「疲れているみたいですね。いつからやっているんですか?」あなたは大声で尋ねる。

「もう五時間だ。くたくただよ。大変な仕事だ」

「それなら、少し休んで、ノコギリの刃を研いだらどうです?そうすれば、もっとはかどりますよ」とあなたは助言する。すると男ははき出すように言う。

「切るのに忙しくて、刃を研ぐ時間なんかあるもんか!」

こんにちは!!keeです。ついに来ました最終章!!私の人生のバイブル『7つの習慣』の【第7の習慣】『刃を研ぐ』です。長かった…そしてこの世の中に、ごまんとある自己啓発本のすべてがこの中に詰まっていた気がします。すべてを読んだわけではありませんが…。

でも実際に多くの人たちが自己啓発本はこの1冊で十分と言っています。(中田の敦ちゃんも)

これまでの準備が整っていない方はこちら↓↓↓

俺なりの第1の習慣『主体的である』

俺なりの第2の習慣『終わりを思い描くことから始める』

俺なりの第3の習慣『最優先事項を優先する』

俺なりの第4の習慣『Win-Winを考える』

俺なりの第5の習慣『まず理解に徹し、そして理解される』

俺なりの第6の習慣『シナジーを創り出す』

再新再生 資源を維持し、さらに向上させる

第7の習慣は、刃を研ぐ時間をとることである。

あなたの最大の資産、つまりあなた自身の価値を維持し高めていくための習慣である。

あなたという人間をつくっている四つの側面【肉体、精神、知性、社会・情緒】の刃を研ぎ、再新再生させるための習慣である。

『刃を研ぐ』ことは、自分の人生に対してできる最大の投資である。

人生に立ち向かうとき、あるいは何かに貢献しようとするときに使える道具は、自分自身しかない。自分という道具に投資をすることが、『刃を研ぐ』習慣なのである。

自分自身を道具にして成果を出し、効果的な人生を生きるためには、定期的に四つの側面すべての刃を研ぐ時間を作らなければならない。

その努力を怠ったら、『刺激と反応の間』にあるスペースは閉ざされ、自覚を失い、生存することと子孫を残すことだけを目的に生きる下等動物と同じになってしまう。

人間だけに授けられた能力は自分の中でただ眠っていて、それらを意識することもなく、動物のように刺激に反応して生きることになってしまう。

人間だけに授けられた能力を引き出し、発揮するのに近道はない。

収穫の法則はここでも働いている。種を蒔いたものしか刈り取れないのであって、それ以上でもそれ以下でもない。

肉体的側面

肉体的側面の刃を研ぐというのは、自分の肉体に効果的に気を配り、大切にすることである。

身体によいものを食べ、十分な休養をとってリラックスし、定期的に運動する。

あなたがこれまで運動をしていなかったのであれば、甘やかし、衰えていた肉体は、突然の変化に明らかに抵抗するはずだ。最初のうちは、運動を楽しめないだろう。むしろ嫌で嫌でたまらないかもしれない。

しかし、そこで主体的になろう。

とにかく実行する。ランニングする日の朝に雨が降っていても、決行する。

『雨か。よし、肉体だけでなく精神も鍛えるぞ!』と張り切って外へ出よう。

運動は応急処置ではない。長い目で見て大きな成果をもたらす第Ⅱ領域の活動である。

運動を行うことを妨げるすべての要因に反応せずに、健康を大切にする価値観に基づいて行動すると、自信がつき、自分に対する評価や自尊心、誠実さが大きく変わっていくはずである。

精神的側面

精神的側面の再新再生を行うことは、あなたの人生に対してリーダーシップを与える。これは第2の習慣と深く関係している。

精神的側面の刃を研ぐことは、あなたを鼓舞し高揚させ、人間の普遍的真理にあなたを結びつけてくれる源泉を引き出す。

それを人はそれぞれまったく異なった方法で行う。

著者の場合は毎日聖書を読み、祈り、瞑想することが精神の再新再生になっている。

偉大な文学や音楽に没入して精神の再新再生を感じる人もいるだろう。雄大な自然との対話から再新再生を見出す人もいるだろう。

自分の人生を自分で導くために、リーダーシップを生活の中心に置き、人生の方向、人生の究極の目的を見つめる時間をとると、その効果は傘のように大きく広がり、他のあらゆるものすべてに影響を与える。それによって私たちの精神は再新再生され、新たな気持ちになれるのである。

あなたがこの闘いに勝ち、心の中の葛藤を解決できれば、平穏な気持ちになり、自分が目指すものが見出せる。そうすれば公的成功は自然とついてくる。

自分の力を生かせると思う分野で他者の幸福のために貢献し、他者の成功を心から喜べるようになるのである。

知的側面

ほとんどの人は、正規の学校教育で知性を伸ばし、勉学する姿勢を身につける。しかし学校を卒業するなり、知性を磨く努力をぱったりとやめてしまう人が少なくない。

真剣に本を読まなくなり、自分の専門外の分野を探求し知識を広げようとせず、分析的に考えることもしなくなる。文章を書くこともしない。少なくとも、自分の考えをわかりやすく簡潔な言葉で表現する能力を試そうともしないのだ。

継続的に学ぶこと、知性を磨き広げていく努力をすることは、知的側面の再新再生には不可欠である。

多様な分野の書籍を読むことによって、自分のパラダイムが広がり、知性の刃を研ぐことができる。

本を読むときにも第5の習慣を実践しよう。まず理解に徹しようと思いながら読めば、知性の刃はいっそう鋭くなる。

内面を磨く時間を毎日1時間とることを勧めたい。

1日のうちわずか1時間を自分の内面を磨くことに使うだけで、私的成功という大きな価値と結果が得られるのである。あなたがこれから下すすべての決断、あらゆる人間関係に影響を与えるだろう。

社会・情緒的側面

心の安定の源はどこにあるだろうか。

他の人たちにどう見られているかとか、自分がどんな扱い受けるかというようなことから得られるのではない。他者から渡された脚本から得られるのでもない。周りの環境や自分の地位も心の安定を与えてはくれない。

心の安定は自分自身の内側から生まれる。

頭と心に深く根づいた正確なパラダイムと正しい原則から生まれる。心の奥深くにある価値観と一致する習慣を日々実践する誠実な生き方、内から外へ、インサイド・アウトの生き方から生まれるのである。

心の安定を自分の内面にあるものから得ている人は公的成功の習慣を実践できる強さを持っている。

人生は白か黒か2つに1つではない、お互いのためになる第3の案が必ず見つかるはずだ。そう思えば内面は安定していられる。

本当の自分を見せて、他者と創造的に協力し、相互依存の習慣を実践して新しいものを見つける体験をすれば、心は少しもぐらつかず、しっかりと安定していられるのである。

人生とは短いろうそくではない。人生とは松明のようなものだ。

それを次の世代に手渡すまで、できる限り赤々と燃やし続けたい。

他者への脚本づけ

ほとんどの人は、自分の周りの人たちの意見やものの見方、パラダイムに脚本づけされている。そのような社会通念の鏡に映った自分の姿が本当の自分だと思っている。

しかし、相互依存の状態にいる人は、他者にとっては自分自身も社会通念の鏡の一部であることを自覚している。

私たちは、その鏡に歪みのない鮮明な他者の姿を映してあげることができる。

相手の主体性を認め、責任ある個人として接すれば、その人の本来の姿を映し出すことができる。その人が、原則を中心に置き、自分の価値観を大切にして自立し、世の中のためになる人間として生きていく脚本を書く手助けができる。

あなたのこれまでの人生を振り返ってみてほしい。

すっかり自信をなくしていたとき、あなたを信じていてくれた人がいたはずだ。その人はあなたに良い脚本を与えてくれた。それがあなたの人生にどれだけ大きな影響を及ぼしただろうか。

もし、あなたが他者の良いところを認め、その人に良い脚本を与えることができるとしたらどうだろう。

社会通念の鏡に映った自分が本当の自分だと思い込み、人生の坂道を転げ落ちようとしている人がいたら、あなたはその人の可能性を信じて、坂道を登っていけるように上を向かせることができる。

その人の話に耳を傾け、その人の身になって共感する。その人の責任を肩代わりしてやるのではなく、その人が主体的な人間になって責任を果たせるように励ますのである。

配偶者、子ども、同僚、部下と接するとき、相手の内面に眠っている潜在能力が見える人は、記憶よりも想像力を使う。

相手にレッテルを貼ろうとせず、会うたびに新鮮な目でその人を見ることができる。

『相手を見て接すれば、人は現在のままだろう。人のあるべき姿をみて接すれば、あるべき姿に成長していくだろう』

ゲーテ

刺激と反応の間には選択の自由がある

ある日、何となく興味をひかれた一冊を手に取って開き、読んでいるうちにある一節に目が止まった。

そこに書いてある言葉が、その後の私の人生を大きく変えることになったのである。

※この興味をひかれた一冊というのは、ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』です。興味のある方はこちらからぜひ!!

刺激と反応の間にはスペースがあり、そのスペースをどう使うかが人間の成長と幸福の鍵を握っている。

その一節はとても斬新であり、信じられないほど強烈な力で私の脳裏に刻まれた。

それはまるで『初めて真実を知った』ような、あるいは『自分の中で革命が起きた』ような感じだった。

私はこの考え方を繰り返し反芻した。

そして私自身の人生のパラダイムそのものが大きく変わり始めた。

まさに自分が自分を観察していた。

刺激と反応の間にあるスペースに立ちどまり、自分を取り巻くさまざまな刺激を見つめ始めた。

そうするうちに、自分の反応は自分で選べるという自由の感覚が私の内面を満たした。

実際、私自身が周囲に与える刺激にもなれるのだし、あるいは少なくとも刺激に影響を与え、まったく別の刺激に転換することもできる。

まさに選択の自由なのだった。

おわりに

人間である以上、完全無欠な存在にはなれない。

正しい原則に従って生きる努力をするほどに、人間は天賦の才を発揮でき、この世に授かった命を余すことなく生きられるのである。

最後に私が最近出合った大好きな言葉を紹介します。

『どんな問題にも常に正解できるなら、そうすべきですね。』

『でも実際にはそれはできない。だとすれば、私たちがするべきは…

思考を止めないこと、最善を探し続けることではないでしょうか。』

7つの習慣を7つに分けて解説しました。

何かに迷ったとき、悩んだとき、この本の言葉たちが必ずあなたを助けてくれます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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kee
サブ4ランナー!!! ファイナンシャルプランナー&JADPメンタル心理カウンセラー&上級心理カウンセラー! 普段は食品工場で仕事をしています。ランニング大好き、料理大好き、サッカー大好き、キャンプ大好き、お酒大好き、釣り大好き、激辛大好き、読書大好き、書ききれないほどの大好きに囲まれて毎日幸せを実感しています。夢はホノルルマラソンに出ること。 座右の銘『明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ』 このブログは忘れやすい私の備忘録、私の脳の第2領域です。